自分のお子さんが発達障害かもって思ったらまず何をしますか?
そもそもどんなきっかけで発達障害と気づくのか。
そんな疑問を持っている方もいるかもしれません。
もしかしたら、自分の子はもしかしたら・・・と思っていてこの記事を読んでくださっているかもしれませんね。
実際、私も娘が発達障害かも?と疑った時、まずはどうしたらいいのか分かりませんでした。
ここでは、発達障害かも?と思った時に、我が子のために何をすればいいのかをお伝えします。
目次
発達障害はどこで気がつく?
発達障害かも?と気づくポイントは大きく分けて2つあります。
1、保育園や幼稚園の先生や、定期検診で言われて気が付く
2、他の子と比べて子育てが大変だと感じた
です。
1番は外部からの指摘、2番は保護者自身からの気づきですね。
1、保育園や幼稚園の先生や定期検診で言われて気が付く
保育園や幼稚園の先生は何人もの月齢に沿った子どもたちの姿を見ています。
また、この職業に就くために子どもの発達や育ちというものをかなり専門的に学びます。
そのため、毎日の生活の中で個人差は考慮しつつも、発達に凸凹がある子や集団生活の中で手助けが必要な子はおのずとわかります。
また、1歳半検診、3歳児検診でお医者様からの見たてで自閉症の傾向がある子や、落ち着きがない傾向、言葉の遅れなどを指摘され気づく場合も多いです。
2、他の子と比べて子育てが大変だと感じた
支援センターや同じ月齢の子を持つママ友との話の中から、「もしかして・・・」と思うケースも少なくありません。
また、子育てが大変だと感じてはいるものの、初めての子育てだっとこんなものなのかと思っていた。だけど、他の子と比べると明らかに手がかかっていると感じ、気が付く保護者の方もいらっしゃいます。
発達障害を疑ったらまず何をすればいいのか
「もしかして」と思いつつも、「いやいや、でも」と思う気持ちもあり、じゃぁどうすればいいのかわからず永遠と悩んでしまう方もいらっしゃいます。
ですが、今は小学校の1クラスで5人に1人は発達障害またはグレーゾーンと言われている時代です。
「もしかして」と思うのであれば、まずこちらの2パターンから行動してみてください。
1:発達相談センターに相談する
2:医療機関を受診する
です。
1:発達相談センターに相談する
「本当にそうなのかな」「まだそうと決まったわけではないし」「最初は話を聞いてほしい」と思っている場合は、まずはこちらがおすすめです。
ほとんどの自治体には発達相談センターや相談窓口が設置されています。保健センターがその役割をになっていることもあります。
中には親子教室を開催しており、特性にあった関わり方を教えてくれるような場所もあります。
相談センターは医療機関ではありませんが、専門のスタッフが対応してくれるため、発達検査を受けるのはちょっと・・・と考えている方は、ぜひ相談をしてみてください。
2:医療機関を受診する
発達検査をしたい。医療期間での検査結果が必要だ。特別支援学級への在籍を検討している場合は、直接医療機関を受診することも可能です。
日本では発達障害を診断できるのは医師のみとなります。
1番の発達相談センターでは傾向をチェックすることはできますが、診断をすることはできません。
確定をすることができるのは、あくまでも医師だけです。
この場合は、病院選びが需要になります。
発達障害の専門知識を持つ医師の問診や発達検査、必要があれば脳波の検査等を行い医師が判断基準と照らし合わせながら診断を下します。
どんな病院を選べばいいのか
上記で書いた通り、発達障害の専門知識を持つ医師がいる病院をえらぶことがポイントとなります。
具体的には小児科の中でも
小児精神経科医
児童精神科医
精神科医
がいる病院を選ぶといいでしょう。
予約の際の注意点
1:発達相談センターに相談する
2:医療機関を受診する
どちらを取っても明日明後日で予約が取れることはまずありません。
多くの場合、早くて1ヶ月後、半年以上予約が取れないという場合もあります。
予約までに時間がかかることは考慮しておきましょう。
不安になっているあなたへ
ここまでお読みになって、もしかしたら不安の方が大きくなってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も最初、自分の子が発達障害かもしれないと思った時、思い違いかもしれなと何度も思い、すぐに行動なんかとてもじゃないけどできませんでした。
なので気持ちはよく分かります。
そんなあなたへお伝えしたいことが3点あります。
1:親のしつけが問題では絶対にない
発達障害は脳のある一部分が未熟な状態のままであることが原因です。
他の子と比べてこんなことができない
どうしてこんなにも落ち着きがないのか
なんでこんなに手がかかるのか
私には理解できないことが多い
そんなふうに思うかもしれませんが、それは生まれもった個性なのです。
決してあなたの育て方が間違っていたからではありません!
2:本人の努力不足でもない
ここまで発達障害というものが広がる前は、「家庭環境のせい」「本人の努力不足のせい」と言われることが多かったです。
もしかしたら、今でもそういうふうに考えているかもしれませんね。
ですが、医学的な研究が進み、発達障害は生まれつきの脳の特性です。
発達障害の子は社会的には少数派となるが故に、とても頑張って苦しい思いをしている子も多いです。
もしかしたら、人一倍頑張っているかもしれません。
私の娘はひらがなが書けない、読めないという学習障害です。
正直、今でも字が綺麗かと言われればお世辞にも綺麗とは言えません。
ですが、本人は丁寧を心がけて書いています。
それは1年前のノートをみるとよく分かります。
大切なのは人比べるのではなく、本人の過去の姿と比べること。
そうすると本人の努力がよく見えてくると実感した一例です
3:一度の診察で診断がつくことはまずありません。
前述した通り、初めての診察でいきなり診断が確定することはまずありません。
なぜなら、未来ある子どもの姿をじっくり時間をかけて慎重に見極める必要があるからです。
また、子どももその時の体調や気持ちで反応が変わることがよくあるからです。
実際に言語理解に凸凹がある娘も、最初の診察では問診の後に発達検査はすぐにはせずに様子を見ましょうと言われました。
まとめ
それでは子どもが発達障害かも?と思った時にすることのまとめです。
- 発達障害かもと思った時は相談センター等に相談するか、医療機関に相談する
- 医療機関を受診するときは専門医がいるところを選ぶ
- 発達障害は親の躾や本人の努力不足でなるものではない
いかがでしたか?
もしあなたが我が子のために何かした方がいいかな?と思ったら今日の記事を参考にしてみてくださいね!